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グリーン外のピッチマークとは?救済できるケースとできないケースを徹底解説

ゴルフ豆知識
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ゴルフで意外と悩ましいのが「グリーン外のピッチマーク」。

実はこれ、ルール上は「エンベデッドボール(自分の落下痕にボールがめり込む状態)」として扱われるケースと、ただの「ディボット(芝のえぐれ)」に分かれます。

結論から言うと――

  • グリーン外のエンベデッドは無料救済できる(規則16.3)
  • ディボットや他人が作ったただの凹みは救済なし。基本そのまま打つ
  • 修復は条件改善になるので原則NG。ただし一部のケースでは元に戻すことが許可されている(規則8.1d)

この違いを知らないと、思わぬペナルティや無駄なスコアロスにつながります。
この記事では「グリーン外のピッチマークの定義から修復方法、最新ルール、マナーまで」を徹底解説。
初心者でもすぐ実践できる修復法も紹介します。

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グリーン外のピッチマークの基本

「グリーン外のピッチマークって、結局どう扱えばいいの?」と悩む人は多いですよね。
まずは、そもそもピッチマークとは何か、そしてディボットやエンベデッドとの違いから整理していきましょう。

ピッチマークとは?定義と特徴

「ピッチマーク」とは、ゴルフボールが落下したときに地面にできる“くぼみ”のこと。
一般的にはグリーン上の落下痕を指します。

一方で、グリーン外にも似たような痕ができますが、これはエンベデッドボールとして扱われる場合があります。

グリーン外のピッチマークを踏むとどうなる?

自分が踏んで悪化させた場合は修復NG
条件改善とみなされ違反の恐れがあります。

ただし他人や外的要因で悪化した場合は、規則8.1dに基づき元の状態に戻すことが許可されています。

ピッチマークとディボットの違いをしっかり理解

  • ピッチマーク=ボール衝突でできたくぼみ → エンベデッドなら救済あり
  • ディボット=クラブで芝を削った跡 → 救済なし

ルール改正とプレーヤーのマナー

ゴルフルールは2019年に大きく改正され、ピッチマークやグリーン上の損傷に関する考え方も変わりました。

ここでは新ルールのポイントと、プレーヤーとして押さえておきたいマナーを解説します。

近年のゴルフルール変更:ピッチマーク関連のポイント

2019年改正でグリーン上のすべての損傷は修復OKになりました。
以前はボールマークだけが対象でしたが、今はスパイク跡や動物の足跡も修復可能です。

ただしグリーン外は修復NGなので注意。

プレーヤーが守るべきマナー:グリーン上での配慮

  • 自分のピッチマークは必ず修復
  • できれば「自分の+もう1つ」を直すのが理想
  • 放置すると芝の回復に数週間かかることもある

グリーン外のピッチマークは直していいの?

状況修復できる?根拠
グリーン上のピッチマーク○ 修復OK規則13.1c
グリーン外の落下痕(自分のライ上)× 修復NG条件改善=違反
グリーン外の落下痕(他人が壊した)○ 修復OK規則8.1d
ディボット跡× 修復NG救済なし
エンベデッドボール○ 無料救済あり規則16.3
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ピッチマーク修復の正しい方法

「直したいけど、どうやれば正しいの?」というのが初心者の一番の疑問。

必要な道具から手順、そして修復がなぜ大切なのかを具体的に見ていきます。

修復に必要な道具と使い方

  • フォーク型修復ツール(必須)
  • ティー(代用可だが芝を痛めやすい)
  • パター(仕上げに使用)

修復の手順

  1. フォークをくぼみの外周に差す
  2. 外から内へ寄せる(持ち上げない)
  3. パターで軽くトントンして仕上げる

修復の必要性と影響

修復すれば1日で回復。
放置すると数週間跡が残ります。

修復は自分のためであり、後続プレーヤーとコース全体のためでもあります。

救済ルールの理解

  • エンベデッドボール=無料救済OK(規則16.3)
  • ディボット=救済なし。アンプレヤブルで1打罰

フェアウェイでの落下痕とディボット

グリーン外でもっとも混乱を招くのがフェアウェイでの落下痕やディボット。

ここでは救済できるケースと、できないケースを分かりやすく整理します。

フェアウェイでのエンベデッド

規則16.3により無料救済可能
元の位置のすぐ後方を基準に、1クラブレングス以内へドロップします。

ディボット跡は救済なし

ディボット跡は自然の一部とみなされます。
無料救済は不可

打つか、アンプレヤブルで1打罰を払うしかありません。

実践編:スコアを守る修復習慣

ルールを知っても、実際のラウンドでサッと直せなければ意味がありません。
ここでは習慣化のコツを紹介します。

修復が習慣になるコツ

  • ショット後に必ず落下地点を確認する
  • 「自分の+もう1つ」を直す
  • パター練習の前に修復ツールを手に取る

修復を続けるメリット

  • スコアの安定
  • 同伴者からの信頼
  • コースの美化

Q&A:よくある疑問を解決

ラウンド中によく出る「これってどうすればいいの?」という疑問をまとめました。

Q. ピッチマークを踏んで壊したら直していいの?

A. 基本NG。ただし他人や外的要因で壊された場合は元の状態へ復元OK。

Q. ディボットに入ったボールは救済できる?

A. できません。そのまま打つか、アンプレヤブル(1打罰)で救済。

Q. エンベデッドとディボットの違いは?

A. エンベデッド=落下痕にめり込んだ状態(救済あり)。ディボット=芝が剥がれた跡(救済なし)。

Q. 初心者でもできる修復方法は?

A. 外から内に寄せて、パターで軽くトントン。10秒で完了。

Q. 他人が直していなかったら?

A. 注意する必要はありません。気づいたら直しておくのがスマートです。

まとめ:プレーとマナーを両立させよう

ここまでのポイントを整理します。

  • グリーン上のピッチマークは修復OK
  • グリーン外のエンベデッドは救済あり、ディボットは救済なし
  • 修復は「自分のため+仲間のため+コースのため」

ピッチマーク修復は10秒の小さな行動

その積み重ねがあなたのスコアを救い、仲間からの信頼を生み、コースを美しく保ちます。

今日からぜひ「自分の+1つ」を直す習慣を始めてみてください。

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