「練習場ではうまく打てるのに、コースに出たらミスばかり…」
そんな悩み、ありませんか?
実は、コースでは平らなライ(地面)から打てることの方が珍しいんです。
傾斜があると体のバランスやクラブの入り方が変わり、普段のスイングでは対応できません。
でも安心してください。
この記事では、4つの基本傾斜(つま先上がり・つま先下がり・左足上がり・左足下がり)の特徴と、
それぞれの打ち方をわかりやすく一覧で紹介します。
▼傾斜ショットの基本4タイプ▼
| 傾斜の種類 | 状況 | 弾道の特徴 | ミスの傾向 |
|---|---|---|---|
| つま先上がり | ボールが足より高い位置 | 左に曲がりやすい | 引っかけ |
| つま先下がり | ボールが足より低い位置 | 右に曲がりやすい | シャンク |
| 左足上がり | 左足が高い位置 | 高弾道・左曲がり | ダフり |
| 左足下がり | 左足が低い位置 | 低弾道・右曲がり | トップ |
つま先上がりの打ち方
状況: ボールが自分の足よりも高い位置にあるとき。
特徴: ボールがつかまりやすく、左に曲がる傾向。
打ち方のポイント
- クラブを短く持つ
- ボール位置をやや右寄りに
- オープンスタンスで立つ
- カット軌道で軽くスライス回転をかける
- 目標より右を狙う
つま先下がりの打ち方
状況: ボールが足よりも低い位置にあるとき。
特徴: スライス回転がかかりやすく、右に出やすい。
打ち方のポイント
- 膝を深く曲げて重心を低くする
- スタンスを広めにして安定感を出す
- クラブを短く持つ
- 下半身をしっかり固定して上体で打つ
- 目標より左を狙う
左足上がりの打ち方
状況: 左足が高い位置にある上り傾斜。
特徴: ボールが高く上がりやすく、距離が落ちやすい。
打ち方のポイント
- 傾斜なりに立つ
- ボールは右足寄りに
- 番手を上げて距離調整
- 左足体重をキープ
- コンパクトなスイング
左足下がりの打ち方
状況: 左足が低い下り傾斜。
特徴: ボールが低く出て右に曲がりやすい。
打ち方のポイント
- 傾斜なりに立つ
- ボールは左足寄りに
- ダウンブローを意識
- 上体が起き上がらないよう注意
- 目標より左を狙う
複合傾斜の対応法
例えば「左足上がり×つま先下がり」など、
複数の傾斜が混ざることも多いですよね。
そんな時は、“より影響が大きい傾斜”に合わせるのがコツです。
(例)つま先下がり+左足上がり → 右に出やすいので左を向く。
「完璧に狙う」よりも「安全に運ぶ」意識で構えましょう。
傾斜ショット練習のコツ
- バランスディスクや片足立ちで、体幹を鍛える
- 傾斜マットを使って、ライ別の感覚を掴む
- 打つ前に「傾斜→球の出方→狙い方向」を毎回口に出す
コースで即対応できる“状況判断力”が養われます。
【保存版】ゴルフの傾斜ショット打ち方一覧|つま先・左足の上がり下がりを完全攻略!まとめ
傾斜ショットは「傾斜なり」が鉄則!
| 傾斜 | ボール位置 | 狙い方向 | スイングのコツ |
|---|---|---|---|
| つま先上がり | 右寄り | 右 | カット軌道・短く持つ |
| つま先下がり | 中央〜左 | 左 | 下半身固定 |
| 左足上がり | 右寄り | 右 | 番手アップ・左軸意識 |
| 左足下がり | 左寄り | 左 | ダウンブロー・低く出す |
最後にもう一度。
「傾斜なりに構える」「コンパクトに振る」「バランスを崩さない」
この3つを守るだけで、傾斜ショットの安定感は劇的に変わります。
練習場では平らなマットしかありませんが、
「傾斜を想定してスイングする」だけでも十分効果がありますよ!
傾斜ショットは、知識より「準備と意識」で差がつきます。
次にラウンドに行くときは、この記事の一覧を思い出してくださいね!




