ゴルフクラブの性能は、実は「ヘッド」よりも「シャフト」で大きく変わります。
その中でも プロジェクトXシャフト は、世界中のハードヒッターから圧倒的な支持を集める人気モデルです。
ただし合う人と合わない人がハッキリ分かれるため、選び方を間違えると「硬すぎて振れない…」「弾道が低すぎる…」と後悔するケースも少なくありません。
結論から言うと、プロジェクトXシャフトが合うのは
- ヘッドスピードが速い(45m/s以上)
- 叩きに行くスイングタイプ
- 弾道を低く抑えたい/スピンを減らしたい人
逆に合わないのは
- ゆったりスイングでしなり感を楽しみたい人
- 球を上げたい人/非力な人
です。
この記事では、プロジェクトXシャフトの特徴・種類・競合との違い・選び方を整理し、あなたに合うかどうかを徹底解説していきます。
プロジェクトXシャフトとは?概要と特徴
プロジェクトXは、アメリカのTrue Temper社が手掛ける代表的なスチールシャフトです。
段差のない「ステップレス構造」が特徴で、振った瞬間に伝わる剛性感と直進性は一度使えば忘れられません。
- フレックス:5.0〜7.0(R〜X相当)
- 重量帯:110〜130g
- 打感:硬め、カチッとした感触
特にハードヒッターにとっては「力強く振っても当たり負けしない安心感」があり、番手ごとに重さが一貫しているため距離感のズレも少ないのが大きな魅力です。
プロジェクトXシャフトが合う人・合わない人
「自分のスイングに合うのかどうか」が一番気になるところですよね。
ここで大まかな目安を整理します。
合う人の特徴
- ヘッドスピード45m/s以上
- 強めに叩くスイングタイプ
- 弾道を低く抑えたい人
- スピン量を減らして飛距離を伸ばしたい人
→ 例えば「ドライバーで吹け上がってしまう」「アイアンが高すぎて風に流される」などの悩みを抱える方にとっては、PX無印はまさに救世主。
合わない人の特徴
- ヘッドスピード40m/s以下
- ゆったりスイングでしなり感を楽しみたい人
- 球を上げたい・高さが欲しい人
- 軽量シャフトでないと疲れる人
→ 「打っても打っても球が上がらない」「硬すぎて振り切れない」と感じる場合は、無印ではなくLZやIOといった派生モデルを検討するのが正解です。
種類ごとの特徴と選び方
同じプロジェクトXでもモデルによって性格が違います。
「硬いだけのシャフト」と思われがちですが、実は選択肢が豊富なんです。
- PX無印:低弾道・低スピン。直進性重視(叩ける人向け)
→ 風の強い日に低いライナーで攻めたい方に最適。
>>楽天で探す - PX LZ:中弾道・中スピン。中間部がしなりスムーズに振れる
→ しなり感を少し欲しい人や、中級者で「無印はタフすぎる」と感じる人に。
>>楽天で探す - PX IO:中〜高弾道、軽量設計で扱いやすい
→ 「PXの打感は好きだけど、球が上がらないのは困る」という方におすすめ。
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ダイナミックゴールドとの比較で見える違い
プロジェクトXとよく比較されるのが、定番の「ダイナミックゴールド(DG)」です。
シャフト | 特徴 | 合う人 |
---|---|---|
ダイナミックゴールド(DG) | しなり感があり、操作性が高い | 打感や球筋をコントロールしたい人 |
プロジェクトX(PX) | 剛性感が強く、直進性が高い | 強弾道で安定させたい人 |
→ DGは「味のあるシャフト」、PXは「武器になるシャフト」と表現されることも多いです。
購入・試打のステップ(失敗しない選び方)
ここまで読んで「自分に合いそうだな」と感じた方は、ぜひ試打をしてみましょう。
- 自分のヘッドスピードを測定する(練習場やショップでOK)
- PX無印・LZ・IOをそれぞれ打ち比べてみる
- 弾道の高さ・スピン量・打感を比較
- 気に入ったものを工房でフィッティング&調整
→ 数値フレックス(6.0=S相当など)はあくまで目安。
実際に打ってみると「同じ6.0でも全然違う」ということがよくあります。
まとめ:プロジェクトXは「しっかり叩ける人の相棒」
プロジェクトXは万人向けではありません。
けれども「自分のスイングに合う」と分かれば、これほど頼もしいシャフトはないとも言えます。
- 無印:ハードヒッターの武器
- LZ:しなりと安定感のバランス型
- IO:扱いやすさを求める人向け
あなたのゴルフに合えば、プロジェクトXは長く信頼できる相棒になるはずです。
まずは一度、試打で体感してみてください。